偏食の子との宿泊旅行で、いちばん気がかりなのは、やっぱり「ごはん」です。旅先で食べられるものがなかったら……と、心配になりますよね。
我が家は、子どもの習い事の関係で、毎年夏に、ある街へ2泊3日で出かけていました。その中で見つけた、偏食の子との「旅ごはんの乗り切り方」を、実体験からご紹介します。
朝食バイキングは、「選べる」のが最大の味方
朝は、たいていホテルの朝食バイキングでした。バイキングは、偏食の子にとって本当に心強い存在です。なぜなら、たくさんの料理の中から「食べられるものだけ」を、自分で選べるからです。
ちなみに、我が子が朝のバイキングで食べられたのは、卵焼き・ごはん・クロワッサン・りんごジュース・牛乳。決して品数は多くありませんが、それでも「食べられるものが、必ずある」という安心感は、何物にも代えがたいものでした。
泊まるホテルは、毎年のように変えていました。あるホテルでは、朝食にパンが無料でついていて、子どもはそれを食べていました。やっぱり、食べられるのはシンプルなパンばかりでしたが、それでも「食べられるものがある」だけで、朝から安心できたものです。
お昼は、食べ慣れた「おにぎり弁当」
お昼のお弁当は、事前に注文しておく形でした。私は、おかずがいろいろ入ったお弁当を。子どもは、シンプルなおにぎりのお弁当を選びます。旅先で慣れないものに挑戦するより、「いつも食べられるもの」があるほうが、子どもも安心するからです。
そして、私のお弁当に入っているおかずのうち、子どもが食べられそうなものは、子どもに譲る――それが、我が家のいつものスタイルでした。
夜は、チェーン店が本当に頼りになる
そして夜。偏食の子との外食で、いちばん頼りになったのが、全国どこにでもあるチェーン店でした。メニューが豊富で、どのお店にも「これなら食べられる」が必ず見つかるからです。
我が家がよくお世話になったのは、こんなお店です。
- サイゼリヤ … トマト系のパスタやピザなど、食べられるメニューが豊富
- コメダ珈琲店 … パンやシンプルなメニューがあって安心
- カレーのチェーン店(ココイチ)… 子どもの定番。トッピングも選べる
- ガスト … メニューが幅広く、必ず食べられるものがある
- モスバーガー … チーズバーガーなど、食べ慣れたものが頼れる
- ビッグボーイ … ハンバーグやごはん、ビュッフェも
「旅先だから、その土地ならではのものを」と気負わなくて大丈夫。偏食の子との旅は、「確実に食べられるお店」を知っておくほうが、ずっと心が軽くなります。
ときには、お誘いを断ることも
旅先で、こんなこともありました。お世話になっている先生から、夕食にお誘いいただいたのです。でも、うちの子はあまりにも偏食で……その土地の美味しいお店では、きっと食べられるものがない。そう判断して、せっかくのお誘いを、お断りしました。
正直、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。でも――朝食の席で、うちの子の”偏食っぷり”をご覧になっていた先生は、きっと分かってくださったんじゃないかな、と思っています。
偏食の子がいると、こうした「申し訳なさ」と向き合う場面も、ときどきあります。同じ思いをしたことのある方も、いるかもしれませんね。
旅のごはんは、「食べられるものを、確実に」
旅先で、無理に新しいものに挑戦しなくていい。食べ慣れたもの、自分で選べる場所を確保しておけば、親も子も、安心して旅そのものを楽しめます。
偏食の子との旅行は、ハードルが高く感じるかもしれません。でも、「朝はバイキング、昼はおにぎり、夜はチェーン店」――この3つさえ押さえておけば、意外と、なんとかなるものです。同じように悩むご家族の、ちょっとした安心材料になればうれしいです。

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