偏食の子の防災リュック|「食べられるか」を、本人と確かめました

防災リュックの中身 偏食ごはん

もうすぐ防災の日です。我が家の子供用避難袋、中身を最後に確認したのがいつだったか、正直あやふやになっていました。せっかくの機会なので、袋を開けて、本人と一緒に中身をチェックしてみることにしました。

大人用の避難袋は別に用意していて、給水タンクも確保しています。ここでは、子供用の袋だけに絞って書きます。

我が家の子供用避難袋の中身

子供用避難袋の中身。水は2日分、食料は3日分より少し多めに

水は2日分。いまの日本では、災害から2日ほどで給水車が来ると言われているようです。食料は3日分より、気持ち多めに入れています。

中身は、無印良品のレトルトカレーと白米、尾西のアルファ米、まもるんぱん(長期保存できるパン)、チョコようかんなど。カレーは、子どもの分はすべて辛さレベル2〜3のものを選んで入れています。外食のときも「辛さは普通」を選ぶ子なので、そこに合わせました。

買い足しは、セールのタイミングで

我が家の入れ替え方も、書いておきます。

無印良品は、半年に1度くらいのペースでセールがあります。我が家はそのタイミングでレトルトカレーをまとめ買いして、避難袋の中で賞味期限が近づいたものを昼食用にまわし、新しく買った期限の長いものと入れ替えています。

だから袋の中のカレーは、期限がばらばらです。写真をよく見ると、パッケージの日付がそれぞれ違うのがわかると思います。

いわゆるローリングストックですが、セールの周期に合わせると、買い忘れも防げて家計にもやさしいので、我が家にはこのやり方が合っていました。

それでも、確認していなかったこと

こうして中身は回していたのですが、実は子ども自身に「食べられるかどうか」を確認してもらったことは、これまでありませんでした。 買って、入れて、期限が来たら入れ替える。その繰り返しだったのです。

本人にチェックしてもらいました

パッケージを1つずつ見せて、「これは食べられそう?」と聞いていきました。

実際に食べたことがあって、確認済みのものは3つです。ミネストローネ、バターチキンカレー、デミグラスソースの欧風ビーフカレー。これは味も知っているので、迷わずOKでした。

残りのうち、水・白米・まもるんぱんプレーン・トマトのキーマ・チキンティッカマサラ・パニールマッカニーは、この商品自体は食べたことがないけれど「OK」という判断でした。

逆に、はっきり「無理」と言われたのが2つ。尾西のチキンライスと、ドライカレーです。こちらは、この商品を食べたことがあるわけではありませんが、理由がありました。

「見た目の判断」には、根拠がありました

最初は「なんとなく」の判断かと思ったのですが、聞いていくうちに、そうではないとわかりました。

以前、無印良品のナンを焼いて、北インドと南インドのカレーセットを試したことがあります。そのときの結果が、こうでした。

  • サグアールー(ほうれん草) … △
  • チキンパンジャビー(トマト) … ◯
  • ダールマッカニー(トマト・バター・豆) … △(豆が苦手)
  • かぼちゃのオーラン(白インゲン) … △
  • チキンウップ(塩チキン) … ◯
  • ラッサム(トマト) … ◯

トマトベースは◯、豆や白インゲンは△、ほうれん草も△。 我が子の中に、はっきりした傾向があったのです。

避難袋のトマトのキーマやチキンティッカマサラを「OK」と判断できたのは、この実績があったからでした。当てずっぽうではなく、過去の経験にもとづいた予測だったわけです。

NGの2つにも、経験がありました

尾西のチキンライスとドライカレーが「無理」だったのには、はっきりした理由があります。

ドライカレーは、小学校の給食で食べて口に合わなかったそうです。チキンライスは、給食だけでなく、いろいろな場所で食べて口に合わなかったとのことでした。

つまりこの2つも、当てずっぽうの拒否ではありません。「この味は知っている、そして苦手」という、確かな経験にもとづく判断でした。

ここで「味のついたごはんが苦手なのかな」と思いかけたのですが、それは違いました。

我が家の「チャレンジごはん」では、トマトチキンパエリアを作って「リピートあり」の合格をもらっています。あれも、しっかり味のついたごはんです。

つまり**「味つきごはんが全部ダメ」なのではなく、「チキンライスとドライカレー、この2つの味が苦手」**ということなのだと思います。ひとくくりにできない細かさが、ここにもありました。

家で一度も出していないメニューが、眠っていました

チェックしていて、いちばんはっとしたのがこれです。

避難袋に入っている「キーマ」(トマトのキーマではない、プレーンのキーマカレー)は、まだ試食していないものでした。実はこのキーマカレー、我が家の「チャレンジごはん」の候補として、これまで何度も提案したことがあります。それなのに、まだ一度も実現していません。

もし今夜、本当に災害が起きたら――家では一度も出したことのないメニューを、いきなり非常時に渡すことになるところでした。備蓄は「入れてあるから安心」ではなく、時々こうして確認しないといけないのだと、あらためて思いました。

我が家のチャレンジごはんの記録は、こちらのシリーズにまとめています。

「わからない」3つを、実際に試しました

今回のチェックで、判断がつかなかったものが3つ残りました。チョコようかん、ブラウンマサラ、そしてキーマです。

せっかくなので、順番に食べてみることにしました。

ブラウンマサラ … 「うまいね。ふつうにうまい」

いちばんの当たりでした。ソースは完食。ただし具のエビとたけのこは残しました。 味は好評でも具は残る、というのはこれまでの記録と同じパターンです。

キーマカレー … 2割ほどで終了

問題のキーマカレーです。食べたのは全体の2割ほどでした。本人の言葉は「食べられなくはない」「好んでは買わない」。

はっきり拒否ではありませんが、非常時の主食としては心もとない結果です。家で一度も出していなかったツケが、そのまま出たかたちでした。

チョコようかん … 一口で、私のところへ

そしてチョコようかん。一口食べて、そのまま私に手渡されました。渡されたら食べるくらい」だそうです。

念のため私も食べてみましたが、正直な感想を書くと、災害時にそれしかなかったら食べる、という味でした。親子で意見が一致してしまいました。

結果、はっきりと順位がつきました

3つを並べると、我が子の中ではこうなりました。

ブラウンマサラ >>> キーマカレー >>>>> チョコようかん

チョコようかんは、非常食としては優秀な食品です。カロリーが高く、日持ちもする。だからこそ避難袋に入れていました。でも「食べてもらえるか」は、まったく別の話だったのです。

「備蓄として正しい」ことと、「うちの子が食べられる」ことは、イコールではない。 今回いちばん強く感じたのは、このことでした。

中身を入れ替えることにしました

結果を受けて、チョコようかんは子供用の避難袋から抜きました。 一口で終わるものを、非常時の頼りにはできません。

代わりに入れようと思っているのが、保存のきくプロテインバーです。あとは、今回いちばん評判のよかったブラウンマサラを買い足すつもりです。「食べられるとわかっているもの」を増やしていくのが、いちばん確実だと考えました。

残ったチョコようかん、9本

ただ、ここで問題が残ります。

私の避難袋に1箱(5本)、それに開封して置いてあるものが4本。合わせて9本のチョコようかんが、手元に残りました。

我が家では、賞味期限が切れる前に、休日のお昼などに非常食を食べて入れ替えるようにしています。いわゆるローリングストックです。でも、それが成り立つのは「おいしく食べられるもの」に限った話でした。

正直に書くと、この9本をどう消費するか、しばらく悩んでいました。美味しくないだけに。

考えた末、仕事に行く日の朝ごはんにあてることにしました。

出勤の朝は、朝食を作る時間がありません。そういう朝なら、多少おいしくなくても、開けてすぐ食べられることのほうが価値がある。味で選ばない場面なら、この9本にも出番があります。

ひとつ気になったのが、カロリーでした。非常食だけあって、チョコようかんは高めにできています。

でもいつも使っている食事管理アプリで調べてみたら、おにぎり1個が178kcal、チョコようかんが197kcal。その差は19kcalでした。ふだんの朝ごはんのおにぎりと入れ替えるだけなら、ほとんど誤差の範囲です。

心配していたわりに、調べたら大したことはありませんでした。記録をつけていると、こういう判断がその場でできるのはありがたいところです。

裏を返すと、「おいしくない非常食」を消費できるのは、そういう限られた場面だけということでもあります。だからこそ、備蓄を「買って終わり」にしないためには、買う前に味を確かめておくことが、いちばんの近道なのだと思います。

まとめ

  • 子供用避難袋は、水2日分・食料3日分より少し多め
  • 買い足しは**無印良品のセール(半年に1度くらい)**に合わせ、期限の近いものは昼食にまわして入れ替えている
  • 実際に食べて確認済みなのは、3品だけだった
  • 「見た目でOK」の判断には、過去のカレー体験から得たトマトベースは好き、豆・ほうれん草は苦手という実績があった
  • NGだったのはチキンライスとドライカレー。給食などで食べて口に合わなかった経験にもとづく判断だった(味つきごはん全般がダメなわけではなく、パエリアは食べる)
  • チャレンジごはんの候補だったキーマカレーが、試されないまま避難袋に入っていた
  • 未確認の3つを実際に試した結果、ブラウンマサラ◯/キーマカレーは2割/チョコようかんは一口
  • 「備蓄として正しい」ことと「うちの子が食べられる」ことは、イコールではなかった
  • チョコようかんは子供用の袋から抜き、プロテインバーとブラウンマサラに入れ替える予定
  • **美味しくないものは、ローリングストックが回らない。**買う前に味を確かめるのがいちばん確実

これは我が家の記録です。備蓄する量や避難の判断は、ご家庭やお住まいの自治体、消防庁の情報を確認してくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました