軽井沢へ、偏食の子と2泊3日|9回の食事を正直に振り返ります【体験編】

軽井沢旅行体験編 お出かけ・旅行

今年の夏、偏食の子どもと2人で、軽井沢へ2泊3日の旅行に行ってきました。

出発前に書いた計画編では、食べられそうなお店を一軒ずつ調べて、3日間の食事を組み立てました。そして最後に、子どもがちゃんと食べられたのかを、旅のあとに正直にご報告しますとお約束していました。

この記事は、その答えです。

先に結論から

計画した7軒のうち、6軒に行けました。

混んでいて入れなかったお店も、日をずらしたら入れました。行かなかったのは1軒だけで、それも子どもが自分で別の店を選んだ結果です。

食べられたのは、いつもの「食べられるもの」だけではありませんでした。ムール貝、かぼちゃのペースト、スイカ、パイナップル、バナナ、オレンジ、きくらげ。普段は手を付けないものに、旅のあいだ何度も自分から手を伸ばしていました。

もちろん、食べなかったものもあります。それも含めて、9回の食事を順番に振り返ります。

駐車場や予約、費用などの実用的な話は、実践編にまとめています。

1日目:まずは「確実に食べられるもの」から

行きのサービスエリア:おやき

最初の食べ物は、行きのサービスエリアで買ったおやきでした。小豆とねぎみその2つです。

子どもの答えは「要らない」。結局、2つとも私が食べました。小豆のほうは200kcal超えで、軽井沢に着く前から、なかなかの滑り出しです。

食べないものは、はっきり断る。これは3日間、ずっと変わりませんでした。

昼:CERCLE(ハルニレテラス)

本当はイル・ソーニョに行く予定でしたが、混んでいたので、同じハルニレテラスのCERCLEに変更しました。

子どもが選んだのは、信州豚のアマトリチャーナ。トマト系のパスタは、外でも安心して食べられる定番です。

子どもが選んだ信州豚のアマトリチャーナ。取り分ける前の状態です

プレートに付いてきたピクルスとサラダは、半分が私の皿へ。私が頼んだキノコのクリームパスタには、手を付けませんでした。

その代わり、お腹が空くかなと思って私のコーンスープを譲ったら、自分の分と合わせて2杯とも完食。パスタもスープも「美味しかった」そうです。

初日の昼は、無理をせず、食べ慣れた味でお腹を満たしました。

夜:沢村(旧軽井沢)

計画編で「パン好きの我が子にぴったりかも」と書いた洋食店です。料理は2人で分ける前提で、4品を頼みました。

  • 漁師風シーフードサラダ
  • 国産鶏胸肉のカツレツ(トマトのマリネ添え)
  • 牛頬肉の赤ワイン煮
  • 軽井沢産アメーラトマトのマルゲリータ

ここで、この旅で最初の「挑戦」がありました。

サラダの上には、ムール貝・アサリ・エビが乗っていました。子どもはそのうち、ムール貝にだけ手を伸ばして、食べられました。

アサリとエビは残したので、私がいただきました。上にかかったチーズは「美味しかった」とのこと。サラダ全体では5分の1くらいです。

ムール貝・アサリ・エビが乗ったサラダ。子どもが食べたのはムール貝でした

もうひとつは、牛頬肉の赤ワイン煮に添えられた、黄色いペーストです。

子どもに「これ何?」と聞かれて「卵じゃない?」と答えたら、食べてみた子どもの感想は「卵じゃない」。私も食べてみたら、コンソメ味のかぼちゃでした。このペーストも、8割ほど食べています。

牛頬肉の赤ワイン煮。手前の黄色いのが、かぼちゃのペーストです

カツレツと赤ワイン煮も、子どもが8割。パンはフランスパンとライ麦パンを子どもが全部食べ、私はくるみとレーズンのパンをいただきました。

マルゲリータは、上のバジルだけ私の皿へ回ってきて、あとは半分ずつ。いつもはピザの耳を残すのに、この日は生地が美味しかったのか、耳まで食べていました。

その夜、私は旅の記録にこう書いていました。

今日チャレンジして食べられたものとして、ムール貝とかぼちゃペースト。子どもが食べられるものが広がっていくと嬉しいですね。

2日目:自分で決めた一日

朝:シェリダン

オムレツやパンケーキを単品で頼めるお店として、計画に入れていた店です。子どもはパンケーキとホットミルク、私はスキレットとポップオーバーを頼みました。

パンケーキは、もちろん完食です。

子どものパンケーキとホットミルク。手前の器がフルーツです

驚いたのは、添えられていたフルーツでした。

器にはスイカ・パイナップル・バナナ・オレンジ・キウイの5種類。子どもは、普段は食べないスイカ、パイナップル、バナナを半分ずつ、オレンジは1個まるごと食べました。

オレンジジュースは飲むのに、果物のオレンジに手を付けるところは、これまで見たことがありませんでした。

キウイだけはまったく手を付けず、ほかの3種類の残り半分と一緒に、器ごと私のほうへ回ってきました。

器に入っていた5種類のフルーツ。キウイ以外の4種類に手を伸ばしました

昼:イル・ソーニョ(ハルニレテラス)

雲場池を歩いたあと、11時過ぎに蕎麦の川上庵へ。ところが行列が長すぎて、入れそうにありません。

どうしようかと思っていたら、「ハルニレテラスのイル・ソーニョにしよう」と言ったのは子どもでした。前の日に混んでいて入れなかったお店です。

子どもが選んだのは、和牛と水牛モッツァレラチーズのミートソース。サラダは「パスタだけでいい」と頼まず、それだけではさみしいかと思ってドリンクを勧めたら、ゼロカロリーのコーラを選びました。

ミートソースは、もちろん完食。モッツァレラチーズも残しませんでした。

和牛と水牛モッツァレラチーズのミートソース。チーズまで完食です

私の地豆たっぷり濃厚ジェノベーゼは、緑のソースに豆。子どもがつまむことは、もちろんありませんでした。

夜:川上庵

ジップラインのあとホテルに戻って、「夕飯は村民食堂と川上庵、どっちがいい?」と聞くと、答えは「そばで」。

計画では村民食堂の予定でしたが、昼に行列で入れなかった川上庵に、もう一度行くことにしました。夜は2〜3分で座れました。

計画編には「最近お蕎麦を食べるようになったので、ここで挑戦してみたい」と書いていたお店です。子どもは鴨と蕎麦がき、かけそば。私は天ぷら蕎麦を頼みました。

かけそば、天ぷら蕎麦、天ぷら、鴨と蕎麦がき

天ぷらのうち、海老だけは子どもへ。自分のかけそばに入れて、頭と尻尾以外は食べました。お塩でも天ぷらが食べられたのは、新しい発見です。

前の晩の沢村では、サラダに乗ったエビを残していました。本人いわく、エビは「天ぷらのほうが美味しい」そうです。

鴨肉は完食、蕎麦がきは4分の1で止まりました。野菜の天ぷら(ピーマン、きのこ、茄子、かぼちゃ、じゃがいも、れんこん)は全部私の担当で、残りのフォローもしたので、私はお腹がパンパンでした。

子どもは、かけそばの汁に蕎麦湯を足して飲んでいました。お店の蕎麦茶も甘みがあって「美味しい」と言ったので、お土産に買って帰りました。

3日目:言っていたとおりの朝ごはん

朝:軽井沢グリル(ホテル)

ホテルは素泊まりで予約していました。でも出発の数日前、子どもが一度くらいはホテルでご飯を食べてみたいと言ったので、3日目の朝だけ、チェックインのときに朝食を付けてもらいました。

メインを1品選び、あとはバイキングから好きなおかずを取る形式です。

子どものメインはフレンチトースト。バイキングからは、朝からカレーとヨーグルト。飲み物は冷たい牛乳です。

子どものフレンチトーストと、メインに付いてくるスープ。右上はカレーを食べ終えたお皿です

私のフリルオムレツは、下にベーコンとラタトゥイユが隠れていて、ソーセージも2本と、かなりのボリューム。子どもに勧めたら、半分食べたところでお腹がいっぱいになって、戻ってきました。私のヨーグルトも食べきれず、子どもに引き取ってもらいました。

結果、子どもはフレンチトースト、牛乳、カレー、ヨーグルト2つを、もちろん完食。

一方で、メインに付いてくるスープには、まったく手を付けませんでした。バジルの香りがする大人の味で、市販のコーンスープに慣れた子どもには難しかったようです。

自分で食べてみたいと言った朝ごはんを、ほとんど全部食べきりました。

昼:らーめん喜悦(アウトレット)

アウトレットに向かう途中、旧三笠ホテルの前を通りましたが、子どもが「いい」と言うので通過。

アウトレットでは、子どもの雨の日用のスニーカーを買いました。通学のときに靴が濡れて、新聞紙を詰めて乾かしたことがあり、ずっと欲しかったものです。本人が買い物を面倒がってなかなか行けなかったので、ちょうどいい機会でした。

お昼は、そのままアウトレットでラーメン。最初は自分で買ってくるよう勧めたのですが、本人は「よっぽど変なものを買ってこなければ食べる」とのこと。2つを見せて、子どもは限定の豚骨白湯ラーメン、私は豚骨味噌ラーメンにしました。

子どもが選んだ限定の豚骨白湯ラーメン。上に乗っている茶色いのが、きくらげです

驚いたのは、きくらげを食べていたこと。食べるところを見たのは、これが初めてです。

本人いわく、きくらげは「学食でよく出てくる敵」だそう。全部ではありませんが、敵と言いながら、ちゃんと食べていました。

夜:モスバーガー(持ち帰って家で)

帰りにモスバーガーを買って、家に着いてから食べました。子どもはダブルチーズバーガー、モスチキン、チキンナゲット(バーベキューソース)。私はソイモスバーガーです。

旅の最後は、持ち帰りのモスバーガー

もちろん完食。3日間いろいろなお店で食べたあとの締めくくりは、旅ごはんの記事で「食べ慣れたものが頼れる」と書いた、いつもの味でした。

ちなみに私はこの日、朝のバイキングで食べすぎてカロリーオーバー。後日、調整しました。

食べなかったもの

正直に書いておきます。

  • おやき(小豆・ねぎみそ)
  • サラダのアサリとエビ
  • マルゲリータのバジル
  • 私のキノコのクリームパスタと、ジェノベーゼ
  • キウイ
  • 蕎麦がき(4分の1まで)
  • 野菜の天ぷら6種類
  • バジルの香りのスープ

食べないものは、断るか、自然に私の皿へ回ってくる。3日間、このやり方で困ることはありませんでした。

見えてきたこと

「好き嫌い」より「どう出てくるか」

同じ食材でも、出てきかたで結果が違いました。

  • エビ:サラダに乗っていると残す。天ぷらなら、自分のそばに入れて食べる
  • スープ:飲み慣れたコーンスープは2杯。バジルの香りのスープは難しい
  • かぼちゃ:ペーストは8割食べる。天ぷらは食べない

防災リュックの記事で、子どもには「トマトベースは◯、豆やほうれん草は△」という傾向があると書きました。今回も、トマト系とチーズは3日間ずっと安心して食べていて、緑のハーブや豆は避けていました。

その傾向はそのままに、調理のしかたが違えば手が伸びるものもある。3日間で、それがよく分かりました。

自分で決めた食事は、よく食べる

この旅では、子どもが自分で決めた場面が何度もありました。

  • 行列を見て、イル・ソーニョを提案した
  • 「そばで」と、川上庵を選んだ
  • 出発前に、一度くらいはホテルでご飯を食べてみたいと言った
  • ラーメンを、2つのうちから選んだ
  • サラダは「パスタだけでいい」と断った

自分で決めた食事は、どれもよく食べていました。イル・ソーニョはチーズまで完食、川上庵では蕎麦湯まで飲み、ホテルの朝ごはんはほとんど全部食べきりました。

まとめ

計画編でお約束した「子どもはちゃんと食べられたのか」の答えは、こうです。

計画したお店のほとんどに行けて、どのお店にも食べられるものがあり、いくつかは新しく食べられるようになりました。

食べられるものを確実に選べるお店を用意しておくこと。2人で分ける前提にして、食べないものは自然に回ってくるようにしておくこと。そして、どこで何を食べるかを、子どもにも決めてもらうこと。

偏食の子との旅行を考えている方の、ちょっとした安心材料になれば嬉しいです。

※追記:旅から帰ったあと、家でも同じように食べられるか試してみました。その記録はこちらの記事にまとめています。

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